RE 進化に関する議論における種の定義

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>進化に関する議論をしているときに辞書的な定義、というか形態的な特徴で種を定義するのはやっぱり無意味なんじゃないですか? その形態が変わってしまうほどの長い時間に関する議論をしてるわけですから。

いや、ここで論議しているのは、共通祖先から分岐して「最初のヒト」が誕生した、その時期とか環境、何よりそのメカニズムです。
勿論一定の時間的経過は有ったでしょうが、考え方としては文字通り「最初の一歩」について論じていた訳です。

形態的な関心も、その一点に集中しています。前回書いたようにオロリンは大腿骨だけの発見ですが、大事なことはそれによって直立二足歩行が推定されれば、他の形態はどうあれヒトに分類される訳です。

ですからここで、形態一般、或いは系統を論じていた訳ではないのです。 「その系統の進化についてよほど詳細に理解されない限り」と言うことに、今の場合それ程意味は無いと考えます。 何しろ詳細に理解しようにもなにも、見つかっている化石はごく僅かなのですから。
ですから多くは推論、仮説、考え方の問題になる訳です。

私がこう言い切ることが出来るのは、そもそもこのトピックスが、私の………、 http://6609.teacup.com/natrom/bbs/10203 から始まったものであり、私はそう言うスレッドの枠組みに言及する資格が有るだろうし、繰り返しそれを表明しているからです。 そう言う文脈の中で、私が「ヒト定義の第一項目は直立二足歩行だ」と言ったことに対し、「そんな辞書的な定義を持ってきても無意味です」との反応が返って来た訳で、私からすれば驚くべき発言だったのです。
SN30さん自身も、その文脈は充分ご承知の上での書き込みです。 何より、直立二足歩行に関するミケさんの……、

>「チンプも実はかつて常時直立二足歩行を獲得していたが、後に二次的に二足歩行を失っていた」なんてことが明らかになったらどうします?
>しかし今後そういう二次的に二足歩行を失った化石人類が出てこないとも限らないんですよ?

…を引用しながらの、私へのお説教だった訳ですからね。

「人間」と言う存在は、世界で最も複雑で多岐に渡る考察の対象でしょう。 何に着目するかつまりは切り口によって、その内容はそれぞれに異なりますが、ここでは「最初のヒト」「最初の一歩」と言う切り口で論じています。
複雑多岐に渡る人間的な特徴、要因は全て、「直立二足歩行」から始まった、と言えるのですから。 なお………、

>「サル目のうち直立二足歩行を行う種をヒトと定義する」というのは「脊椎動物亜門のうち翼による飛行を行う種を鳥と定義する」と変わらないんじゃないでしょうか?

これはチョッと違うでしょうね。 「脊椎動物亜門のうち翼による飛行を行う種を鳥と定義する」は沢山いますが、「サル目のうち直立二足歩行を行う種をヒトと定義する」はたった一種類しかいないし、そのこと自体がヒトを理解する上での重要な要素であり、ここでの論議の焦点でも有る訳ですから。

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このページは、が2010年2月16日 10:07に書いたブログ記事です。

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