RE Dさん
>ヒトはヒト社会を作ったのにチンパンジーはヒト社会を作れない/作らない、のはなぜか? (いかなる生物学的違いによるのか?) てのが問題でしょ?
>ヒトだけが直立二足歩行することは生物学的違いのひとつでしょう? つまり雄さんの主張の行き着く先は、直立歩行をさせている遺伝子こそがサプラ イズということになるのではありませんか?
三点ほど述べておきたいと思います。
若干長くなるかも知れません。又どなたかから「熱弁をふるわれた」などと批判を受けそうですが、私もそろそろ一連の論争(?)から撤収したいと考えています。
勿論具体的なご指摘や反論を頂いた場合は、今回のように引き続き対応はしたいと思っていますが、既に同じことの繰り返しになってきましたし、何より何人か の方々を相手に回答に回る側としては、他のことが何も出来なくなりますので………。
…と言うことで、少しまとめも兼ねて。
2010年3月アーカイブ
>現在のヒト社会とチンパンジーの群れを比べて差異を抽出し、それが「人間の本質だ」と言ってみたところで、生物学の課題にとっては何の意味もないということです。
そもそも私は、生物学の枠内で、ヒト社会とチンパンジーの群れの「差異」は説明できない、と言う立場ですよ。繰り返し述べているように。
その「差異」は、社会的存在としての「人間の本質」的理解の中にしか、見出せない。と言うのが私の主張ですからね。
その差異が「生物学の課題にとっては何の意味もない」かどうかは別として、少なくとも生物学の課題としてだけ取り上げている積りなど、全く有りません。どちらかと言うと社会科学の分野にまたがる課題でしょうね。
逆にGさんが………、
>直立二足歩行および脳の発達、道具使用の高度化…そういうヒトの歴史を否定しようとする人はいませんよ。
と、片方で認めながら、片方でその要因を「生物学の課題」の範囲、つまり塩基配列数%の、その枠内での調節遺伝子やサプライズで説明できるとするのであれば、一番良いのはそのサプライズの内容を、勿論、仮説で結構ですからGさんご自身の、批判に耐える主張を提示して頂くことです。
自身の見解を述べず、ただ批判だけされても、私としてはそれ以上に言うべきことが有りません。
>ヒトとチンパンジーの塩基配列の差が1?2%がをわずかというのはどうで しょうか。ヒト とホヤのそれは40%と聞いたことがあります。(間違っているかもしれませんが)これを考えると1?2%はすごい差と思います。犬種によるこの差が1%あ るとこのサイトで読みました。そんなにあるのかと驚いたことがあります。
>当然受け取り方により個人差はあると思いますが。
1?2%と言う数字が、大きいか小さいかは、Sさんの言われる通り人によって違うと思いますし、又どう言う 要素に着目するかによっても評価が違ってくると思います。
>いや?もしかしたら、毛がふさふさした(?)ネアンデルタール人たちも、
自分たちの神(?)を持っていたかも、しれませんよ。
ネアンデルタールが神を持っていたかどうか、それは知りませんが、体毛の有無にかかわらず人間の歴史の過程で原始宗教は当然生じていたと思いますよ。
そもそも原始宗教発生の契機と体毛の有無は関係ありませんからね。
「直立二足歩行森林起源説」の最大の弱点、私にとっての最大の納得しがたい点は、その必要性、メカニズムを説明できないことに尽きるだろう。
これまでの議論で出て来た論点も全て、「森の中でも直立二足歩行は『可能』」、「………『有り得る可能性』」、「………否定できない」、等など可能性を指摘出来るだけで、より積極的に森の中での直接的な必要性、メカニズムに言及したものは無かった。
「同所的種分化」「異所的種分化」等など、全ては可能性の範囲だ。つまり「出来ないことは無い」と言うレベルだ。
